13・14日に行われている、NPO全国フォーラム2003北海道会議の様子・雑感をお伝えいたします。オープニングフォーラムやセミナーの様子をお伝えいたします。 『をクリックして下さい。』 *2日目のセミナー内容は情報がまとまり次第お伝え致します。 ■オープニングフォーラム ■テーマ1 地域再生 [セミナー1]地域再生における住民自治のあり方とNPOと行政の役割 ■分科会1ーA *14日UP ■分科会1ーB *14日UP ■テーマ2 地域連携 [セミナー2]地域連携によって社会を変える ■分科会2ーA *14日UP ■分科会2ーB *14日UP ■テーマ3 ミッションにこだわった事業 [セミナー3]事業のミッション性をどう評価するか ■分科会3ーA *14日UP ■分科会3ーB *14日UP ■テーマ4 情 報 [セミナー4]市民社会を育てるメディアとは? ■分科会4ーA *14日UP ■分科会4ーB *14日UP ■テーマ5 人(ひと) [セミナー5]「個」を活かす組織・「組織」を活かす個 ■分科会5ーA *14日UP ■分科会5ーB *14日UP ■テーマ6 資 金 [セミナー6]組織を活かすための資金源とは? ■分科会6ーA *14日UP ■分科会6ーB *14日UP -オープニングフォーラムの様子- はじめに北川氏と上田氏に、あなたにとって民主主義とはという質問があった。北川氏は「民主主義のインフラ整備を政治に頼らずにやるためには、まずは選挙において政権公約による(マニフェスト)選挙から始めることである、そして一人一人がバリアフリーで自己表現していく社会にしていきたい」とおっしゃっていた。上田氏は、「北海道は開拓の地でありフロンティアスピリッツがある。民主主義では自分のことは自分で決める自治精神が大切である。ここしばらく国からものをあてがってもらう時代が続いたが、国に金がなくなりそれが不可能になってききた。金のない今の時代こそ民主主義の育つ良い機会になると思う」とおっしゃっていた。まとめとして、「NPOが民主主義にかかわっていく過程においてまずしなければならないことは、情報公開である。これをすることによって自立した地球市民をつくることができる。NPOが情報公開をすることにより、社会的信頼を得ることができ、お互いにオープンに話し合うことにより、政治家も官僚も市民も互いの理解を得ることができ、よりよいまちづくりにつながっていく。政治家に権力を与えるのは市民であり、市民は継続して政治に関心を持ちつづけることが必要である。市民は小さなことを始めるという根気を持ちつづけることが大切である。」という話になった。
9月13日(土) 15:30〜18:00 セミナー2 地域連携によって社会を変える コーディネーター ● 宮内泰介(北海道大学文学部助教授)
記録係 -丸藤 競- 宮田泰介氏により、つながることの大切さについて話があった後、発第者2名により活動の概要を紹介した。菜の花プロジェクトネットワークの山田実氏からは、菜の花エコ・プロジェクトの活動が、地域・市町村・県・企業へとつながっていくという話があり、その後、北海道B&B協会の横市英夫氏により、「交流業」の意味と農地トラストを通じた「チャーミングな連携」の成功例について報告があった。コーディネーターからの質疑では連携の課題、海外や企業との現実、地域の自立と連携が話題となった。その後、会場質疑では行政、政治、他団体、さらに未来の世代との連携までも含め、そのあり方が議論された。また、人と情報の関わりの話。NPOのあり方の話など、多くの質問議論があった。 当日参加者も含めて、定員一杯の参加者100名の参加者が熱心に議論を聞き入っていた。連携という視線を軸に、NPOとは何か、「非営利」の次に来るものは、という話まで及び、楽しく興味深いセミナーであったと思う。一言で連携といっても、その距離の取り方や連携の相手など、考えの取り方や、考えなくてはならないことは多い。只、最後に各発案者からあった、活動の秘訣。自律と自立、無理なく楽しく、バランスよくそしてなにより笑顔が大切であるという話が心に響いた。そしてヒーローはNPOではなく、それを支える市民であるという認識、また単に仲良しクラブで終わらせないより効果的な連携のあり方など、次の分科会へつながるものとなった。
9月13日(土) 15:30〜18:00 セミナー セミナー3 事業のミッション性をどう評価するか コーディネーター ● 今田克司(日米コミュニティ・エクスチェンジ代表) 発題者 ● 石川治江(特定非営利活動法人ケア・センターやわらぎ代表理事) ● 高木晴光(特定非営利活動法人ねおす理事長)
9月13日(土) 15:30〜18:00 連続講座<定員:各100名程度> セミナー4 市民社会を育てるメディアとは? コーディネーター ● 岡部一明(東邦学園大学経営学部助教授) 発題者 ● 大島 誠(上越タイムス株式会社代表取締役社長/特定非営利活動法人くびき野NPOサポートセンター理事長) ● 加藤知美(特定非営利活動法人さっぽろ村コミュニティ工房(コミュニティFM) 理事)
記録係 -鳴海 忍- セミナー4では最初にコーディネーターの岡部さんから、情報のセミナーについてアメリカの話を交えながらお話していただきました。その後、まず発題者の大島さんが作られている「上越タイムス」を資料に用いながら、地域紙としてどのような意識で新聞を作っているのか、NPOのページをどのようにして作っているのか、大島さんが実際に行われてきた経験や地域紙と地域のサポートセンターの連携による効果など、具体的な内容をお話いただきました。続いてもう1人の発題者の加藤さんから、コミュニティFMとはどんな放送媒体なのかの説明をしていただき、さらに北海道のコミュニティFM、「さっぽろ村コミュニティ工房」での放送サポーター、NPO的放送局として比較的新しい試みについてお話いただきました。そして再び岡部さんからアメリカの情報発信の現場を、現地の写真でご紹介いただきました。講師の方からのお話の後、参加者からの質疑応答の時間では様々な質問や意見が参加者の方から出ていました。会場内の空席が全くないような状態でのセミナーでしたが、講師の方がそれぞれ違う種類の媒体で活動をされているので、いろんな側面から情報発信についてうかがうことができ、また比較しながら聞くこともできたのがよかったです。
『担当より』 参加者が少なく、「関心の薄い分野の話だったかな?」と不安になりましたが、実際に来られた参加者は、お一人おひとりこの分科会に深い興味をお持ちの方々でした。個人的には、情報発信と同じ位かそれ以上、自らの団体の活動を評価してよく知るということの情報公開、アカウンタビリティ、評価といったことについての分科会が担当できて良かったと思います。ファシリテーター、報告者の方々は、議論を深められるだけの材料を提示していただけたので勉強になりました。記録、分科会ボランティアの方、ありがとうございました。
9月13日(土) 15:30〜18:00 連続講座<定員:各100名程度> セミナー5 「個」を活かす組織・「組織」を活かす個 コーディネーター ● 中村陽一(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授) 発題者 ● 播磨靖夫(特定非営利活動法人日本NPOセンター副代表理事/財団法人たんぽぽの家理事長) ● 金子朝江(生活協同組合神奈川ゆめコープ理事長) 記録係 -谷井 貞夫-
9月13日(土) 15:30〜18:00 連続講座<定員:各100名程度> セミナー6 組織を活かすための資金源とは? コーディネーター ● 横田能洋(特定非営利活動法人茨城NPOセンター・コモンズ事務局長) 発題者 ● 赤塚俊和(公認会計士) ● 大川美和子(特定非営利活動法人コンビニの会理事長) 記録係 -日置 真世-
NPOにとって関心の高い資金について60名の参加のもと開催されました。コーディネーターの横田さんよりNPOにとっての資金源について基本的な説明があり、論点の大枠をつかむことができました。次に、発題者の赤塚さんより更に詳しく資金のあり方、性質などについて制度的な情報を加えてお話がありました。次に、大川さんより自らのNPOの資金調達の実践例を熱く語って頂きました。強い信念に基づき、地域に人のつながりをつくることで着実に資金調達、事業を実践している事例の報告と高い専門的な情報のコンビネーションに後半たくさんの質問も寄せられました。最後のまとめでは、資金といってもやはりNPOはミッション、そしてそのための手法が命だという確認がされながらも組織をいかす資金について深く考え、知識も整理されたセミナーとなりました。 登壇者の個性が100%いかされた有意義なセミナーになりました。ポイントは3者のコンビネーションと参加者の熱意です。高い専門性を穏やかに表す赤塚さんと、筋の通った思いと実践をエネルギッシュに語る大川さん。そして、広い視野からお二人の発題を整理しまとめる横田さんの3者が参加者の熱意を引き出し、セミナーをつくり上げていました。初めての全国フォーラムで最初の担当プラグラムということで多少の不安もありましたが、「さすがNPO」という気持ちで、参加されるひとりひとりの意識の高さを実感した2時間半でした。